いつまでも最終回

終わる終わる詐欺です

優しさを司ってる臓器

優しさを司ってる臓器ならバファリンのとこに売ってきたけど

http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1907b&id=37

 

バファリンの半分はやさしさでできている」というキャッチフレーズがありますが、あれが怖くてたまりません。正直意味がわからないじゃないですか、その得体のしれなさ。ラブ注入の楽しんごと同じレベルにいますよあなた、自覚はありますか。バファリンの歴史のほうが長いとしてもね、そんなのは関係ないんですから。誰の誰に対する優しさなのか?製薬会社が心を込めて造っているのか、親が気を使って買ってきてくれたときに優しさがこもるのか。ここらへんならまだ良い方です。ずっと見ているとだんだん「半分は優しさ」というのが、非合法な成分を含有していることを誤魔化しているようにもみえてくる。ちゃらい男が「このクスリはまじでぶっ飛べるよ、しかも安心して。このクスリの半分は優しさでできているから体にもいい」なんてまくし立てながらクスリを勧める様がみえるようだ。もしくは善良な人々を騙し、つまりその優しさにつけこんで集めた何かを含有していることを示唆するのかもしれない。優しさを司っている臓器というものがあるならば、臓器売買に手を染めてでも優しさをかき集めている。病気の親にバファリンを買うために、自分の臓器を売ってお金をつくる子供がいる世界線にいなくてよかった。

 

6月も半ば、だいぶ暑くなってきましたね。私の部屋は空気の流れが悪いのか、窓を開けていても嫌に蒸し暑いので、専ら近所の公園の木陰で読書をして土日を過ごしています。スナフキンみたいといったら語弊があるけれど、カッコつけ野郎じゃんと思われるかもしれない。しかし本質的な部分で私は他人の目を気にしてしまう性質があることを心得ており、むしろその状況でこそ一層読書が捗ることを経験から知っているのです。つまりこれはカッコつけるなんて類の話ではなく、いたって合理的な選択であるということです。嘘です、カッコつけてます。まあひとつ言い訳させてもらうならば、その公園にはなんだか知らないがベンチで読書やら昼寝やらお絵かきやらしている人が常にわんさかいるので、私はそこに溶けているだけです。

 

で、最近なんの本を読んだかという話になると思われたでしょうが、いきなり違う話から始めます。これは裏切りというやつです。裏切りではなく表切りでバッサバッサ人を切れる強い男になりたいものですが。ふと立ち止まってみれば、人を「切る」というよりも「斬る」の方が正しいように思えてくる。これは「斬る」だと刀での殺傷に限定されるからか(「切る」の場合、鋭いものなら何でも良い気がする)、それとも刀文化が普及する前にできた言葉だからか?(刀文化以前に斬るという言葉があったかどうかは不明)。単純に「斬る」は画数が多いために簡略化された可能性もあるな。まあいいや。

 

SUMMIT THEMESONG

youtu.be私の敬愛するラッパーPUNPEEの所属するレーベルから、ちょうど二年前に出た曲。

各人キャラが立ってるマイクリレーは聞いててハチャメチャに楽しいよね。

まず最初のRIKKIのバースが好きで、「気ままなノリにうな垂れることなく針を指す 舐めた口出す奴」の早口部分で頭の処理が追いつかなくなって脳が溶ける。DyyPRIDEの「リバサイ道端枯れた花束 片手間なんまいだぶ」あたりも手挙がるポイントだよね、耳に残る。個人的にin-dの声は好き、そこで振り切る感じ。BIMの声はPUNPEEに似すぎじゃない?ってこの曲聞くたび思う。で、PUNPEEのとこは聞き心地いいし、「大根役者煮れば煮物に」あたりの歌詞も好き。GAPPERとつなぐとこがすごく良かったな、「モハメド・アリのよう」のところね。全体通して何度でも聞ける。はい、なんか知らないが最近また鬼リピしています。

 

 

 

愛のある毒舌アイドル渡邉美穂

youtu.be

私はもう完全に日向坂46にハマっているわけですよ。といっても先週くらいからだけど。日向坂はバラエティ力が高い、という話は聞いたことがあったんだけど、番組見てみたら本当に面白くて、びっくりした。番組の司会であるオードリーからの振りに対するレスポンスがいちいち面白いし、バラエティ的な団結力もある。中でも渡邉美穂は喋りがいいし、春日のライバルキャラとしてもがつがつ動くし、何より可愛い。5m走のくだりとか大爆笑したわ。

 

 

最初からやり直してください

booth.pm久しぶりに読みました。Twitterでバズった歌も収録されてる歌集なんで、知ってる人もいいと思います。ただやっぱりこの歌集は通して読んでもらいたい。

 長くなるので多くは語りませんが、亡霊みたいな、世界にうまく溶け込めずにどこか斜めに生きてる人が愛を見つける話だと思っています。私はこの歌集の最初の歌と最後の歌が特に好きで、それは一冊の歌集を通して主人公が少しやさしくなれたのかな、と思えるからです。本当に素晴らしい歌集だと思います。好きです。

 

今回はここらへんで締めますが、また短歌の話がしたいですね。