いつまでも最終回

終わる終わる詐欺です

節がある選手権

自粛に継ぐ自粛、どこにも外出せず過ごす毎日で心は荒んでいく一方な節がある。そんな日々へのささやかな抵抗として、少しでも家の中での楽しみを増やすべくホットサンドメーカーをゲットした。これはいい、ハムとチーズをパンに挟んでセットしておけばコーヒーやヨーグルトと合わせてカフェみたいな朝食にありつける。一気にQOLが上がった節がある。

さて、最近Amazonプライムで映画を観るということを覚えて、昨日も一本観た。もともと予告編をyoutubeで観たことがあり興味があった「セトウツミ」である。

youtu.be予告編で雰囲気を掴んでもらえると思うが、男子高校生がひたすら河原で駄弁り続ける映画である。クスりと笑えるポイントが散りばめられていて、観ながらリラックスできた。クールなインテリメガネ 内海と、ちょっとおバカなツンツン頭 瀬戸。二人は性格から髪型、服装(靴下、靴、学ランのインナーも!)まで全然違うけれど妙に波長が合い、河原で同じ時間を過ごしている。「他角症状が半端じゃないねん!」みたいな面白い言い回しがいくつも出てくることにも惹かれたが、個人的には内海の達観度が好みだった。

劇中で「節がある選手権」というゲームが出てきた。本記事冒頭の妙な連打は、それが妙に頭に残ったためである。「瀬戸ってアフリカオオコノハズクみたいな節あるよな」という内海のセリフがあったが、こういう長めの固有名詞を早口で話すシーン、俺はこういうのを好む節がある。ちなみにアフリカオオコノハズクとはこいつである。

ja.wikipedia.org

 

Stay Home の影響でクリエイティブな活動が促進されているかは疑問視している。やる奴は時間がなくてもどうにかしてやるし、やらない奴は時間があってもやらない、そういう法則があることを知っているからである。だが家の中であることを活かした何かであるとか、各々自宅で撮影した素材を集めての創作など、今だからこその活動というのが確かにある。マスクを好みの柄で自作する、なんていうのも今だからこそやっていることだが、これがこのまま文化として根付いたら面白いなと思う。さて、折角だから他にも面白かったものを記載しておく。

 

 「家で〜を作りました」という投稿が沢山あったけれど、上述の通りそういう人は普段も創作活動やっている気がする。その点この動画は安心できる。普段からピタゴラスイッチの腕を磨いている気配が微塵も感じられないからである。ピタゴラスイッチを作りたいという衝動に駈られたことがない人類は未だかつて存在してないらしいけれども、実際にそれを組み立てるのはひと握りである、この人は偉い。そういう感心だけではない、この愛おしさは何なのか、やることなすこと全て上手くいっていないことを可笑しく思うのは私の性格がひん曲がっているからか?と考えてしまうが、きっとそうじゃないと信じている。明らかな無理が何点か有り(折り畳み傘開閉やテニスラケットのところ)、そこがまた愛おしい、、。

 人は卒業してから大学を恋しく思いがち。実際にはそうではないんだけど会社(というか所属部署)には似たような人間ばかりが集まっているように思えて非常に息苦しい。やはり多種多様な活動をしている人がいるというのは1つの救いである。この動画で色々なことをやっている人を見られて、良かった。

 

youtu.be私はオールスター感に弱い節があるのは自覚するところだが、これはまさに直球でそこを抉る動画だった。多種多様さは先程の動画とも通ずるし、なんだか本当にひたすら良い。海外のジャグラーは驚くほど広い自宅で動画を撮りがち、というあるあるがあるけれど、この動画もその例に漏れない。しかし自宅感が強く感じられてよかった。理想のお部屋はどれかな?なんて考えながら観るのも良いですね。

 

なんて通常営業でやっているけれど、他にも5月は色々取り組んだ。例えば、世間では検察庁法改正に関してSNS上で大波乱となっていたので私も調べてみた。今までツイッターで怒っている人を見てもその話題に中々興味が湧かなかったけれど、そういったものについて調べ自分の考えをまとめるのは存外楽しいものだった。それを主張せずともね。今後もやってみたいと思う。

 こういうユーモアも忘れないようにしたいですね。

 ではおしまい。5月病の人もがんばりましょう