いつまでも最終回

終わる終わる詐欺です

風邪っぴきのクリスマスから年末まで。

いつも誰かが咳をしているような職場にいて、いつのまにか自分が咳をする番になっていた。先週末から始まった喉の痛みは治ったものの、代わりに咳が止まらなくなった。身体の怠さや寒気、頭痛はない。とはいえ、年が暮れようというこのタイミングで風邪気味になるとは何と間の悪い。終わらない仕事を忘れたふりして、帰宅する。

病気に打ち勝つということで、晩御飯はとんかつにした。松屋系列のとんかつ屋に入り、開閉するたび冷気を呼び込む自動ドアから一番遠い席に選んで座った。特に空腹なわけではなかったため食へのモチベーションは低く、リーズナブルなロースカツ定食を頼んだ。すぐに運ばれてきて、私は早速とんかつとキャベツにソースをかける。普通のソースと辛口ソースがあったが今日は冒険する気にもなれないし、そもそも喉の調子が悪いので普通のソースにした。時を同じくして似たような定食が隣の客にも運ばれてきて、ソースをとんかつにかけるところまでは私とシンクロしていた。しかし彼はとんかつ横のキャベツにドレッシングをかけていて、私は天地がひっくり返るかと思った。私にとってとんかつに添えられるキャベツとはソースを合法的に舐めるための道具に過ぎず野菜として楽しむものではなかったからである。言われてみればこれも一人暮らし男性には貴重な野菜、、ドレッシングをかけて食べた方がプラシーボ効果により栄養素をたくさん摂取できるような気もした。いや待て、そんなわけはない、ない。さっさと食べ終えて家路を急ぐ。

ああ、家には何もないんだった。スーパーに寄ってアクエリアスを買い込む。レジで僕の前に並ぶのは女の子4人組で、彼女らの前にはピザとチキンとお酒が所狭しと詰め込まれたカゴ。レジが終わると狭いスーパーの通路を広がって歩きながら発せられた「自分の酒は自分で持てい!」なんて浮かれた声を聞き流し、1人家路を急いだ。東京ほどではないが、こちらも今日は寒い。こういう日に限って玄関の鍵は鞄の奥底に隠れている。寒く薄暗い廊下でスマホの明かりを頼りに捜索していたら、なんだか惨めで堪らなくなってきた。これが水曜日のクリスマス。

その後病院に行って貰った薬が良かったのか大分回復したのが金曜日。仕事納めで15時上がり。これは身体にいいですねえ。

土曜日は朝から空港に移動。沖縄へひとっ飛び。親戚の家で小学生の従兄弟の子守を数日します。小学生の従姉妹はめちゃくちゃ元気で一緒にスイッチで遊んだりポケモンgo やったり。5年ぶりくらいにあったけど、懐いてくれて良かった。良い年末の始まりだ。早く咳が止まればいいな。

2020年、頑張ろう。

自分勝手にやっていきましょうね

このブログもそろそろ一周年を迎える。後半は月一くらいのペースになってしまってはいたけれども、まずは形はどうあれ続けたという事で自分を褒めたい。良くやった。

さて、そもそも思い返してみれば、このブログは移りゆく趣味嗜好の変遷を記録しておきたいというモチベーションで始めたものである。まあ目的は達成できたといえよう。半年前、一年前の自分がどんなメディアを楽しんでいたか確認できるなんて良い話じゃないか。自分の書いたログは何故こんなにも素晴らしくみえるのだろう?自画自賛自画自賛とは一部のナルシストを揶揄するために生まれたネガティブな言葉かもしれないが、そこで問題視されるは大っぴらに自分の成果をひけらかす姿勢であり、その精神性ではない、と思う。大っぴらに振る舞わなければ、自画自賛できるだけの自己肯定力はむしろ褒め称えられるべきである。ところで「ひけらかす」とは「光らかす(ひからかす)」から転じた言葉らしい。光らかすって文字並び綺麗だね。

まあ、ここにつらつら文を書くことが大っぴらに〜...に当てはまるのかは置いておいて元の話に戻ろう。なんだったか、そう、ログは良いぞという話だった。まあ実際読み返してみるとYoutube見過ぎでは?とツッコミを入れたい衝動に駆られたりもするのだが、そこは見ないフリして満足感に浸る。見て見ぬ振り、適度な無責任感は精神の状態を良好に保持するために非常に有用である。これはここ二年の仕事から学んだことだ。こう書くとクソ野郎感が凄い。しかし責任感が強すぎて四六時中仕事のことを考えているのは果たして健全と言えるのか?心が強い人はそれでいいかもしれないが自分はそうではないようだった。そんな働き方向いてない。それで、ボールを抱え込みたくないから毎回自分に向かってくるボールはピンボールみたいに跳ね返し続け、その後はできるだけ状況を追いすぎないようにする。そんな働き方をしている。

またログの話からずれた。いや、よくよく考えてみれば別にログについて語りたいことがあるわけでもなかった。というわけで恒例の冒頭意味のない文章書くやつはここまでとして、同じく恒例の自分の中での最近の流行を書き残すやつをやっていく。これがこのブログの目的ですからね。はい。

さて、前回ここにも書いた通り最近はscrapbox に細かいメモを落としているのだが、そちらは魅力を感じた言葉とか面白かった記事を中心に載せている。それに対し、このブログには楽しんだ動画やら聞き込んだ曲やら、そういったメディア系のことを書くことで棲み分けしていきたいと思う。結局混ぜこぜになる予感しかしないが、こういうのは書いておくことが大切だから書いておく。

 

 

・QuizKnock 【0文字クイズ】クイズ王、文字がなくても正解できる説

QuizKnock の動画を見漁る12月上旬だった。タイトルで興味を惹かれた動画は大体見たね。QuizKnockの企画は大きく2つに別れるように思う。1つは、高学歴な出演者が地頭の良さと知識で無茶振りに対応するもの。例えば最近なら「東大生なら百人一首を母音オンリーでもプレイできる説」「東大生なら問題を10秒見ただけでセンター試験とける説」等。そしてもう1つが、こちらがメインだが、クイズの動画である。競技クイズと呼ばれるらしい、エキスパートたちによるクイズは圧巻だ。ボタン早押しの瞬発力は競技かるたを彷彿とさせるが、その短時間に処理される情報量は桁違いである。サブチャンネルだが「動画内のクイズ王vs画面外のクイズ王」の解説がわかりやすい。

youtu.be

問題文の冒頭「751年」だけでプレイヤーたちの頭には「タラス湖畔の戦い」「カロリング朝の創設」「懐風藻」が浮かぶ。そして百人一首でいう決まり字のタイミングでボタンを押すのである(この動画では誤答となっているが)。百人一首では冒頭数文字である決まり字は、競技クイズでは問題によって千差万別。それぞれのキーワードの性質から言い回しを限定し、決まり字とする。「751年」の問題ならば、「751年、」と句読点が打たれる場合、「751年に」と続く場合でキーワードが絞り込まれ、場合によっては決まり字となることが解説されている。素人の私ではついて行けない世界だが、その異次元さについ引き込まれてしまう。

QuizKnockアカウントにはクイズ動画が多いが、本当の競技クイズの割合は小さい。何かしら縛りをつけたりしたクイズを楽しむ動画が多いのである。ただしそれらはあくまで上記の異次元さの上に展開される。見てもらったほうが早い。数多くある中で私が一番好きだったのが「【0文字クイズ】クイズ王、文字がなくても正解できる説」である。

youtu.be

読まない文字、句読点やカギ括弧の位置から問題文を推理し正答を導く。競技クイズの異次元さに更に異次元を重ねたように感じられて大変心地よい。クイズからここまで派生させてエンターテイメントにしてしまう企画力には脱帽。

 

 

・ヨビノリ 電子の予言と発見!ノーベル物理学賞全解説①(1901~1920)

ヨビノリは存在だけ知っていて動画は見ていないという期間が随分長かった。なんだけど少し前、ヨビノリが自分の友達の所属研究室の隣だか向かいだかの研究室に所属していたらしいという話を聞いてから親近感が湧き、それから興味を惹かれるタイトルの動画だけたまに眺めるようになった。まあ自分の専攻が物理だったので基本的に好きめな動画しかないんですよね、はい。ヨビノリのノーベル物理学賞解説動画は長編で、これはいつもならスルーする(だじゃれではない)長さなんだけど、前回2019年ノーベル物理学賞の話を書いたこともあり自分の中では関心が高まっていたので見てみた。これが面白い。

youtu.be

何がどのように発見されたかを解説しているのはもちろんなんだけど、一番面白いのは業界の文脈みたいなものを解説しているところだと思う。その時代の物理学者達がどんなことに興味があったのか、どんなイメージ(その時代の物理学者が持っていた仮説?認識?いい言葉がみつからない)を持っていたのか、そしてそれがどのように移り変わっていくのかが語られていて非常に面白い。ノーベル物理学賞なんて誰がいつ獲ったのか全然知らなかったけど、受賞者の名前点業績はかなりの割合で聞いたことがあったのでその点でも楽しめた。にしてもアインシュタインは本当に凄いな、何回名前出てきたんだ。

 

 

 ・ポケモン ソード&シールド

発売されたらしい。スイッチを持っていないので完全に置いてけぼりにされている。しかし私にはyoutubeがあるので、プレイ動画から情報収集して決戦に備えているのである。折角なので知らない人の動画を見ようと思った。そこで視聴経験のないVtuber、以前から名前を知っていた月ノ美兎を選んでみた。

youtu.beまだ3つ目のバッチを集めたところまでしか見ていないけど、いや〜面白いね。「みんなで強くなる!」というセリフに対して「おー、共産主義」みたいなコメントがスラスラ出てくる。インターネット色をベースに良い意味で意地が悪い感じの切り口で、いちいちワードセンスが良い。声色変えたりの細かい芸も満載で本当に飽きずにみられる。あと、私が最後にポケモンで遊んだのがだいぶ前ということもあり、同じくポケモンにあまり明るくない月ノ美兎のリアクションがちょうど良かった。操作完了する度に言う「OK!」が耳にこびりついてしまったが、今週はこのまま生きていきたいと思う。

 

 

・オードリー若林正恭の結婚に寄せて - 青春ゾンビ

hiko1985.hatenablog.comオードリー若林の結婚が世間を賑わせた。報告はオードリーANNで行われた。運良く私はたまたまリアルタイム視聴しており、突然の報告に動揺するリトルトゥース達のつぶやきを半分眠りながら眺めていた。そのせいで朝起きてから、このニュースが現実であることを確認するはめになった。

この事件についてはとやかく言うことはない。私の敬愛するヒコさんのブログ記事が、ただただ美しく、素晴らしいため、これを読んでくれるようあなたにお願いするだけである。ちなみに冒頭書いたこのブログのモチベーション、趣味嗜好の記録というのは「移ろいゆく自分の感性に絶対的な自信は持てない。」という青春ゾンビの一節に感化されたものである(青春ゾンビ「最近のこと(2017/9/27〜)」)。にしても記事中で引用されている去る日の若林フリートークは哀愁がとてつもなく、そしてどこか自分にも突き刺さる話だ。何をモチベーションにするのか、モチベーションにできるのか。これも自分の感性だ、変遷していくものであろう。そしてその理解のためには自分が何に幸せを感じるか、面白く感じるか、知ることが何より大切なことのはず。こう自分に言い聞かせ、このブログに対するモチベーションをまた高めていくのである。何か意識高そうな文字の並びが続いたが、ようはその時その時で面白いと思うことを自分勝手に楽しめばそれでいいじゃんって話。この記事の冒頭の方で「見てみぬふり」は大事だという話をしたが、これもある種、自分勝手になることである。2020年はこれをキーワードにのらりくらりやっていきたいと思う。

今回は長編になっちゃったね。ここらで終わります。めでたしめでたし。

吉野家食べながら自然と出来上がりました

いやー間隔空いちゃいました。他のことやってたりして。

 

さて、scrapbox、というサービスを始めてみた。私は以前から言っている通り(言ってなかったらごめん)日常のふとした拍子に連想できるもの、言葉、考え方の数こそ、その人の深みだと思っている。scrapboxは自分でメモを書きながらそれらをwikipediaみたいに繋いでいくサービスで、その深みを可視化するのに最適なツールだと思った。

https://scrapbox.io/bluewhitespb/

どこまでできるか分からないけどコツコツメモを増やしていきたい。自分の浅さを知る良い機会にもなりそうだし。暇な人は覗いてみてね。これにパワーとられてブログの更新が滞っていたという点は否めないので、頑張りたい。いや、住み分けを考えるのが大事か。

 

もう結構前になっちゃってるけど、星野源の新曲MVがyoutubeで公開された。

さらしもの(feat. PUNPEE

https://youtu.be/gb5jtBA8KFw

私が愛してやまない2人の共演、そして大好物のチルい曲ということでテンションMAXである。星野源もpも落ち着いたビートの乗りこなしが上手いよね。

僕が聴き始めた頃の星野源は「ばらばら」みたいな、どちらかといえば弾き語りっぽい曲をよくやっていたのでこの曲はどこか懐かしく感じた。星野源が声張ってない時の、肩の力抜けた歌声が凄く好きだ。Pop Virusはちゃんと聴いてないが、そこではやってるのかな?聴いてみようと思う。そう、ちゃんと聴いてない。しばらく星野源から離れていた。一時期はラジオまで追っかけていたが、わざわざ追わなくても日本中で彼の曲が流れるようになったし、他に好きな音楽を見つけたりしたからだ。まあその他の音楽というのがHIPHOPジャンルであり、PUNPEEなんだけども。星野源はラジオのジングルでラップをしていて、それも結構良かった覚えがある(そちらはtofubeats監修だった)。pの本領はeditでの作り込みだと思っているので、次はpの土俵で星野源が歌う姿が見てみたい。

https://twitter.com/punpee/status/1183398407345360901?s=21

この曲のリリックはpいわく「スタジオの小部屋で吉野家食べながら自然と出来上がりました」だそうだ。

「イヤモニで閉じこもってまた自分のせいって気付いて でもそこにすら君はいた」

とpの1バース目にあるが、これがまさにスタジオの雰囲気を映し出していて良い。

 「だけどその君の世界じゃ僕も雇われたエキストラだっけ」とPは言うけれど、そのエキストラにも寄り添う星野源の姿勢な。

 

星野源が自分の曲にSTUTS呼んで紅白出たときは感慨深かったな。星野源はSTUTSのアルバムを年間ベストとして紹介してたことがあって、そのアルバムにPも出てたんよね。そしてその曲というのが「夜を使いはたして」なんですが、、なんと地上波でコラボ版が流れてたんですね。

「夜を使いはたして (feat. PUNPEE) / おげんさん Ver. (Audio Only)」

https://youtu.be/6EGxpgAD51M

いやーめちゃくちゃ良いね。個人的には2番のリリックが好きなのでフルで聴きたい気持ちはあったが。

 

 

 中村佳穂 今夜はブギーバックcover

https://youtu.be/APRAg-eHfWs

これフリースタイル感強い演奏から才能が感じられていい。アップテンポの夜のダンス初めて聞いたけどすごく良いね。

 

 

 Plastic Love - 竹内 まりや [ENG]

https://youtu.be/vunm-W-ovLc

 音楽続きですけど。竹内まりやが海外で評価されているのは「本質的なシティポップ」の紹介時に書いたかな?とにかく人気なんですね。

この動画は英語歌詞で歌ってみた、というものなんだけど再現率?がすごく高い気がする。「孤独な友達」の部分なんて完璧じゃないですか?

最近英語モチベが高いので楽しんで聴けました。

 

 

映画『花と雨』|2020年1月17日公開

https://youtu.be/Xg9ffOULKbk

一番聴いたHIPHOPのアルバムがSEEDAの「花と雨」なので、かなり気持ち入れて観てしまうかもしれない。良いものであってほしい。「HIPHOPヘッズは全員花と雨のリリックを暗記しています」とはどこに書いてあったか忘れたが、皆大好きだからな、花と雨。

「日本じゃなくてお前が終わってるんだよ」が響くな....。

 

 

ヨッシーアイランドをサンプリングしてLofi Hip-Hopを作りました。

https://twitter.com/shula_442/status/1191275417514074112?s=20

ベビーマリオの泣き声がいい味出すね。どんどんお願いします

 

 

コウメ太夫のインスタがスゴい!ウエストランドのぶちラジ!2019.10.31

https://youtu.be/Xl5Sbh0cuvk

気温の変化について。秋の気候は変わりやすい。昼夜の気温差が激しいから、「今日は暖かい日」等と決めつける日付理論信者は駄目、と井口。日が沈んだら次の日だと考え、日中暖かくても夜にきちんと備えること。大事ですね。

安易なコウメ太夫いじりは飽きたよな、今はKickいじりくらいが一番丁度よい。まあ今回はコウメ太夫の普段の顔が見えたので面白かった。インスタ確認しましょう。

 

 

先々週グッドデザイン賞受賞展にも行ったのでその話もしたかったけど疲れたのでまた今度。ちょっと後半駆け足でしたね、すいません。

 

図書館に溶けてゆくため

図書館に溶けてゆくためいつまでも何かを探している人になるhttp://utanohi.everyday.jp/open.php?no=2018e&id=31

NPCという言葉がある。ノンプレイヤーキャラクター。ゲームの中に存在する、誰が操作するでもないキャラクターで、何度話しかけても同じ返事をするし何時でも同じ場所に同じ格好でいる。現実の街行く人々にもそれぞれの人生があることは想像に難くないけれど、一転それが図書館にいる人となると途端にNPC感が増すように思う。どの本棚にも何かを探してる人がいる。彼らは図書館を彩る風景、図書館の一部となっている。図書館に溶けているのである。

たまに図書館という施設について考えると、嬉しくてたまらなくなる。図書館は人類の英知の集う場所、それが無料で開かれているのである。こんな素敵なことがあるだろうか。知らない言葉、知らない概念、まだまだ私達には勉強すべきことが沢山ある。それらを学ぶことで私達の見る世界はその解像度を上げていく。NPCのような単なる風景に見えていたものが意味を持ち始める。

イタリアに旅行に行った時、ガイドさんが「ピザ釜があるお店がピッツェリアというんですよ」と教えてくれた。何気なく目にしていたカタカナ語に意味が芽生えた瞬間だった。この話に関連したところだが、語源について調べるのは、かなりとっつきやすく意味を積み上げる手段である。今世間を賑わす台風という言葉をとっても、語源を調べてみると、大風からの派生だとか台湾方面から強い風が吹くから台風だとか色々出てくる。個人的には「たいふう」と「typhoon」の語感似すぎ問題が気になっていて、アジアからヨーロッパ方面へシルクロード伝いに言葉が流れていったのかな?と勝手に思っていた。しかし調べてみるとギリシャ神話の神「typhon」から来ているという説もあるらしく、発見であった。

台風といえば好きな短歌があるので紹介する。何気ない言葉と関連した好きな短歌をすっと思い出す瞬間が好き。

 

声は波 風より強い波であり台風の日もきみと話せる(田中ましろ

うたらば|短歌×写真のフリーペーパー

(第83回テーマ「声」)

 

関東は台風でかなり大変だったようだが、広島瀬戸内はどこ吹く風(まさにですね)。TwitterのTLから流れ出る終末感にテンションが挙がってしまい、昨日は夜ふかししてしまった。何をやっていたかといえば、「まだ結婚できない男」を観た。ドラマを観るのはかなり久しぶりだ。今はTVerの見逃し配信という便利なものがあるんですね、まあドラマの視聴率も連載漫画のアンケートもやはり最初の1話を楽しんでもらえないことには、ということなんでしょう。主人公の桑野の相変わらずな偏屈度合いに安心した。ただ「まだ〜」の視聴にあたり前作を見返したわけではないから私の勘違いかもしれないが、ネット上での批判に腹を立て法的処置に打って出るというのを見ると、吉田羊と関わりを持っていたいという下心を差し引いても、桑野はいささか攻撃的になっているように感じた。まあ分からん、今後に期待。他には、吉田羊が買い物から帰ってくるシーンが良かったのと、元乃木坂のまいまいが主要キャラとして出ていて嬉しい。また、「新結婚できない男」のコーナーをラジオでやり続けた三四郎相田も今作に出演するとのことで、楽しみである。「新結婚できない男」は結婚できない男のパロディ企画で、リスナーから集めた桑野が言いそうなことを相田が読み上げるというもの。相田の声真似が絶妙にうまくて好き。初回で大笑いした記憶が鮮明に残っており(そういえば当時もこのブログに書いた覚えがある)、探したらyoutubeにも当時の放送記録が残っていたので興味ある方はどうぞ。

2019 05 24 三四郎オールナイトニッポン 1:25:00 あたりから

youtu.be

冒頭で世界の解像度を上げようみたいな話をしたけど、桑野みたいにはならないよう気をつけなければね。

 

 【実験】あえて話を盛りまくる伝言ゲームをしたらメチャクチャになった

youtu.be高校生くらいの頃からずっとオモコロのファンなわけだけど、最近はyoutubeを始めたんだね、たまにみてます。過去に記事として発表済みの企画を動画にしているものもあるけど、新たにやっているものもある。この伝言ゲームは動画じゃないとできない企画だと思う。きちんとyoutubeというプラットフォームを活かした面白を提供してくるあたりオモコロは本当に凄いと思う。

この伝言ゲームの動画は本当に大笑いした。残すエッセンス、足す部分、変更する部分でその人の色が出るね。ゼルダの伝説のマップとボルシチの始まりの部分が特に面白かったな。

 

ひなたの休日

youtu.b相も変わらず日向坂のウォッチを続けている。先日、新シングル初回限定盤の特典映像予告編が公開された。3タイプあるどれもがただただ癒やしで、予告編なのに何回も見てしまった。春日じゃないけど、にぶちゃん可愛すぎませんかね?と思う。

日向坂はシングル記念でワンカットPVの撮影もやっていた(日向坂出会いましょう 9月30日?かな)。公式で映像出してほしい、メイキングも含めてめちゃくちゃ良かった。特に良かったのがおたけである。個人的におたけはあんまり好きじゃなかったんだけど、撮影中にバトンキャッチした際の笑顔が良すぎて一気に好きになった。ちなみにPVの中でもにぶちゃんは可愛かった。こんな良い娘がほしいものです...。

 

その他、色々気になるニュースがあった。

まずはDJ松永の世界大会優勝である。DJ松永は自身のことを天才と称することがあるが、これで名実ともにということになるね。世界大会の動画はまだ見られていないのだが、日本大会決勝の動画は公式からアップロード済み。相方R指定のサンプリングで勝つのはかっこよすぎるね。。。

DMC JAPAN DJ CHAMPIONSHIP 2019 FINAL

youtu.be個人的にDJ松永はすごく好きなので素直に嬉しい。何が好きってそのマインドである。ひねくれものではあるけれど、そこに人間味が溢れている。私が彼を好きになったきっかけはオタクインザフッドの動画である。ファンから差し入れでもらったメッセージ付きのポッキー、その箱を後生大事そうに本棚に飾っていた当時の松永をみて、ああこの人はいい人だな、と思った。

youtu.beちなみに松永が優勝した後のラジオが面白かったので貼っておきますね。普段からラジオのコーナーでいじり倒しているエド・シーランをロンドンの街で探そう!の回です。

 【神回】DJ松永がロンドンでエドシーランを探す!

youtu.be

 あとはノーベル物理学賞の発表ですね。

宇宙論系外惑星のW受賞ということで話題となっていました。系外惑星に関しては、宇宙物理たんが予想的中ということではしゃいでいました。宇宙物理たんのツイートは結構昔から見ているんだけど、動画は声があまり好きないのであまり見ていないんだよなあ。シンクロトロン放射をもしていると言われるツイッターアイコンの画像と同じ髪型を動画でも再現してほしいんですが、、、難しいんですかね。最近はVRアカデミアを始めとした学術系youtuberの解説が気軽に見られるので嬉しい限り。受賞の理由など時間がなくてきちんと見られていなかったので、今日明日で調べてみたいと思う。最近英語モチベが高いので原文にあたってみたい。

youtu.be

 

まあこんな感じですかね。久しぶりなので結構長くなっちゃったな。今日はこのあたりで終わります。ちゃんちゃん。

グラスの縁を走る水滴

昨晩の僕らみたいだコーヒーのグラスの縁を走る水滴

http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1952c&id=18

最近はめっきり短歌について考える時間が減ってしまった。まあ周期的な変動傾向は自覚するところであるから、また気が向いたら集中すれば良いのだけれど、「半年たったんか」2019年下半期分の候補作くらいは見繕っておきたいところ。

 

さて、みなさんは最近何を楽しんでますか?私の最近の発見をご紹介しましょうか。海外旅行で訪れた場所を後からGoogleMapで再訪すると、思い出が蘇ってきて楽しいんですわ。ただ、全てを思い出すことはできない。iphoneには写真を撮影した際にその画像データとともに撮影場所を記録する機能があることを最近知ったが後の祭りである。3年も4年も前の旅行で訪れたお城の名前なんぞ写真だけ見て0から思い出せる訳がない。お手上げといいたいところだが、GoogleMapにはわずかながら訪問時の痕跡が残っていた。泊まったホテルやら観光名所やら、目的地として検索した場所にはその履歴が残り、強調表示されるのである。ああありがたや、そういった場所をなぞってはそこから記憶の糸を少しずつ引き出し、他の訪問先をも見つけ出す。そして今度は忘れないように、スター付きで場所を保存しておく。きっといつかこれが役に立つと信じている。

海外旅行のみならず、国内旅行についても似たようなことをやりたいが、あいにく中々時間が取れていない。先月までの孤独状態とはうってかわって、今月は毎土日忙しい。ありがたいことに知り合いが代わる代わる広島を訪ねてきてくれて、なんと3週連続で宮島へ行っている。いい加減飽きた、、とみせかけて、行く度に自分の中で案内ルートをどんどんアップデートしていくという取り組みを密かに楽しんでいる。広島から関東に戻って数年数十年経ったら、このルートも忘れてしまうのだろうか。スター付きで保存しておかなければ、、、(まあ飲食店はどうせ様変わりするのだろうけれども)。

街も何もかも移ろいゆくものである。その記憶をとどめておくにはどうしたらいいか。もしかしたら松尾芭蕉のごとく、各地で一句詠むしか無いのかもしれぬ。私は松尾芭蕉についてほとんど知識がないし、俳句川柳にも明るくない。果たして彼はどこから資金を調達して日本中を旅していたのか?パトロンがいたのだろうか。一度とことん調べてみなければいつまでもギャグ漫画日和の幻影を負い続ける羽目になろう。さて、また豆知識を披露させていただきたいのだが、以前小耳に挟んだところによれば、「松島やああ松島や松島や」という句は芭蕉の作品ではないらしい。これを知って私が感じたのは「なあんだつまらない」という落胆である。芭蕉には、この句が世間で絶賛される様を「あいつら何もわかっていないじゃないか」とあざ笑っていてほしかったし、もしくは調子に乗って各地でこの「松島や」構文を連発してうざがられていてほしかった。そんなエピソードがあればもっと芭蕉という人に興味も湧くというものである。

あざ笑う、と書いたが、結局俳句含め作品というものは鑑賞者にその意味を委ねるものである。先日、「星野しずる」がTwitterでバズっていたのをみた。星野しずるは佐々木あららが生み出した架空の歌人でその正体は、「短歌で使われていそうな表現」のデータベースを用いて短歌を自動生成するスクリプトである。スクリプトが生成する短歌には誰も意味を込めていないが、不思議と意味が通ったり、解釈できたりする。鑑賞者に意味を委ねる、という部分をうまく利用した作品であると思う。私はこの歌人を「誰にもわからない短歌入門」(著 三上春海・鈴木ちはね ほか 稀風社)という本で知った。そこでは星野しずるに対する考察から発展して、人間が自由意志を持つという考えは幻想なのではないか、との指摘がなされており読んでいて非常に面白かった覚えがある。

最近ニュースで「恋するAI歌人」というものを知った。恋愛相談AIのログや、与謝野晶子をはじめとした女性歌人の詩集から学習したAI歌人である。私も機械学習をかじる者として、一度は機械学習を用いた短歌の自動生成について思いを巡らせたことがある。しかし単純な自動生成が星野しずるを超えられる気がせず、手をつけていない(そもそもそこまで技術がない)。一方で、恋するAI歌人は「恋愛」にテーマを絞っているし、意味の通った短歌を生成しようとしている点で星野しずるとは方針が異なる。非常に面白い試みだと思った。

 

なーんてつらつら書いてみました。

さてGoogleMapへのスター付け作業に戻るとするか。

健康で文化的な最低限度の生活

という言葉があるが、この中の「健康」はまだしも「文化的」という部分は非常に判断が難しいと感じる。そもそも自分の生活を省みてそれが文化的であるかと言われれば、頭に浮かぶのは確信ではなくハテナである。

某制度について公の情報をきちんと読み込んだことはなかったので調べてみた。するとどうやらこの言葉に対する明確な定義は存在しないようだ。ただし保証内容を見てみると、そこで保証されるのは衣食住費用に加えて医療費、そして出産葬式の費用と教育費(就労のための費用、義務教育の費用)であった。これらをみて「文化的」というよりかは「文明的な」生活だな、という印象を受けたが、それは私がそれだけ恵まれているということなんでしょうね、知らんけど。

 

いいんじゃない/PSG

youtu.be

知らんけど。この言葉に尽きる。やっきになって頑張る必要なんて無いと感じることが多くなった。いや、頑張らなくていいと思っているわけではない。「頑張らなくていい、適当にいこうぜ」というよりは「自分できめたなら適当でもいいんじゃん?」、がメインテーマ。

この曲で言えばスラックのバースからフックへの繋がりが全てだ。つまり「いつ死んでも後悔はないと言えたなら」からの「クソみてえだけどそれでいいんじゃね それで」である。頑張ってないと死ぬ間際に後悔する、みたいな言い方から展開される美化されたストーリーばかり目につくけど、同じ場面で「あんなどうでもいいことを頑張ってないで遊んでおけばよかった」と思うこともあるよな。

最近これよく聴いているんだけど、本当にPSGのゆるさが滲み出た良い曲だと思う。「適当じゃだめならきくなよ」と逆ギレするくらいのメンタルの方が人生楽しめるのでしょう。

 

 

もう9月だというのに一向に終わらないこの暑さ。

銀河鉄道999には「終わりなき夏の惑星」を訪れる回があるんだけど、その名前が強烈に私の脳内に刻まれていて、残暑の厳しい日に思い出す。

現実の夏は必ず終わる。「夏よ、終わらないで」なんて歌う曲が数多存在するかもしれないが、本当に終わらなかったら怖いということはゲーム「ぼくのなつやすみ」のバグ技である「8月32日目に行く」で示されている通り。しかし最近の小学生はお盆明け少ししたらもう登校を始めるようである。8月31日まで夏休みを謳歌した記憶を共有できないのは残念だ。

 

 夏の温泉って、冬に比べてよろしくないかとおもったけど、それはそれで気持ちいいもんだった。今年の夏休みは、大分別府で数日過ごした。地獄巡りしながら、温泉も巡る。温泉を出たあと火照りが冷めずに結局また汗をかいてしまわないか、最初は心配してたのだけどそんなことはなかった。すぐに良い風の吹くところで休めたのが良かったのかもしれない。

この訪問で初めて知ったが、大分では「とり天」がよく食べられていて、鶏肉の消費量は日本トップらしい。とり天はからあげよりもさっぱりしていて食べやすいので好きだ。しかしよくよく調べてみるとカロリーはからあげよりもとり天の方が高いらしい。気をつけなはれや!

しょぼい豆知識で今日は締めたいと思います。では。

暑さと仕事のダブルパンチ

にやられてます。

すいません、下書き保存してあった記事に追記する形で投稿したら8月4日に投稿したのに投稿日は7月27日。過去になってます。

過去といえば、私の一番好きなラバーガールのコント「過去から来た男」が公式アカウントから公開されました。

youtu.be

ターミネーターから設定変更した話が展開され、変更による矛盾を冷静に指摘する。それをここまで面白いものにできるんだからやはりプロは凄い。中盤以降の、特殊能力の行使を求められ困惑する部分も相当良かった。文脈は違うけど、この漫画を思い出した。

https://twitter.com/y80jp/status/528522284026171393?s=20

https://twitter.com/y80jp/status/5285222840261713https://twitter.com/y80jp/status/528522284026171393?s=2093?s=20

https://twitter.com/y80jp/status/528522284026171393?s=20https://twitter.com/y80jp/status/528522284https://twitter.com/y80jp/status/5285222840261

71393?s=20026171393?s=20

https://twitter.com/y80jp/status/528522284026171393?s=20

このアカウントの更新は止まってしまっているけど、消さないで残しておいてくれているから嬉しい。Twitterの絵師さんとか漫画家はいつの間にか消えていることが多くて、気に入った絵を携帯の待受にしておいて随分経ってから久しぶりに他の絵も見たくなって探してみたらその作者は蒸発していたなんてこともある。インターネットに一度アップロードされた情報は消せないだなんて文脈もあるけど、広大な海で一度見失った情報を探し出すのは事実上不可能であると感じることの方が多い。

久しぶりに自分の過去投稿みていたら、消されて見られなくなっているYouTube動画がいくつかあって悲しくなった。何が悲しいってhttps://twitter.com/y80jp/status/528522284026171393?s=20そこに何があったのか思い出せないことだ。いつのまにか通学路の一角が空き地になっていて前はなんだったんだっけ?と思考がぐるぐるまわるときと同じ、忘れるってことはその程度のものだったんだねと脳内の知らない誰かに糾弾される。負けたくないので、動画タイトルはきちんと表記するようにしよう、そうしよう。

はい。では始めます。

いや、待とう。毎回毎回「始めます」と書いているけど一体何を始めているのか自分でも分からないぞ。いや、書いている時には分かっていたのかもしれないな。昔の自分が今の自分と繋がっているという意識がどうにも希薄で、だから未来も信じられない。

この間も過去の自分が分からなくて困惑したばかりである。友達と旅行に行ったりすれば、その仲間内で流行りの言葉ができたりすると思う。固有名詞だったり特定の話し方(イントネーションとか語尾とか)だったり毎回違うけど、旅行中何度も天丼繰り返して笑うやつである(あれ?みんなあるよね?そういうの?)。ぼくはよく旅行仲間のグループLINE名をその流行りの言葉に変えるんですけど、これが後で見るとよく分かんないんですよね。「時間乞食」ってグループで急に会話が始まったら怖くないですか?大学時代に中国旅行した時のLINEグループなんですけど ... 。ぼくは怖いですね。まあ夏といえば怖い話ということで落とすことにします。

 

Twitterで医師をやりながら勉強し、未経験からGoogleに転職したという話をみた。

【転職エントリ】Googleに入社します|Lillian|note

学生時代から数学オリンピックに出ていたり当たり前のように理三だったり、基本スペックの高さを感じる。でも、やはりこれは圧倒的努力の成果であるように思った。毎週何冊も技術書を読み、それをきちんと理解して自分の血肉とする。この姿勢と能力こそ、学生時代から勉強を続けてきたことの恩恵であり、「勉強なんて社会出てからは役に立たないよ」なんてこと言っている人に見せてあげたいと思う。「天才ってのはいるんだな」と片付けるのは簡単すぎる、凡人であるところの我々は天才に追いつき追い越すべく一歩ずつでも歩いていかなければならないのだ。。

なんてことを考えていたら自分の過ごす土日が無意味な時間のようで悲しくなる。いや、決して何もやっていないわけではなく、趣味の短歌を勉強したり本を読んだりしている。でもそれが仕事に繋がっていないことの後ろめたさみたいなものがあるのだろうか。Twitterには優秀で人一倍努力もするすごい人が沢山いて、得てしてそういう人が注目を集めがちであるから、劣等感や不安を感じてしまう。そういう人らはほんの一部であることはわかっているつもりなのだが。。はあ、最近ため息をつく癖がついてしまってよくない。

先月から残業が結構増えていて心身ともに疲れ切っているのだけど、残業代を確認してみるとあまり入っていない。いや、働いた分はすべて計算され反映されている。ただこの疲れでこれか、と割の合わなさを感じた次第。やはり定時で毎日帰れる生活が一番だと感じる。そして定時で帰れて高給がもらえるような環境に移るためには、やはり勉強するしか無いのであった。

 

はあ、明日も仕事か。疲れたので今回はやっぱり始めないまま終わりますね。

日向坂46の番組みて元気だそ。

早く夏休みにならないかな。